最近、数日ほどHappy Hacking Keyboard(HHKB)のキーボードを使う機会がありました。で、HHKBを数日使うとあの特殊な配列に慣れちゃうんですよね。
↑HHKB(Happy Hacking Keyboard Professional2 Type-S)
↓Macbook Pro 2017
ご覧の通り、delete周りのキーとesc周りのキーとF1~F12のキーが異なります。。一番厄介なのがHHKBでいうところのdeleteキーの上の"\"と"`"のキーですね。
そんなわけで、久しぶりにMacbook ProとかRealforceのキーボードに戻ってくるといろいろタイピングミスをしちゃうんです。。
じゃあ、Macbook ProのキーボードのキーバインドをHHKBと同じにすればいいじゃないか!
Macbook Proのキー配列をHHKBっぽくするよ!
キーをスワップする
ということで、まずはいろいろキーを入れ替えるところからやります。と言っても、物理的にキーを引剥して入れ替えるわけじゃなくて、ソフト的に入れ替えます。
そこで、必要になるソフトが「Karabiner-Elements」です。https://github.com/tekezo/Karabiner-Elements
このソフトはすごい便利だし、有名だしで、macをつかっているエンジニアだったらいろんな人が使っているんじゃないかってくらい有名なもの。(言い過ぎたか?)
インストールをしたら、アプリを開いて「Simple Modifications」のタブを開きます。で、Target Deviceに「Apple Internal Keyboard / Trackpad (No manufacturer name)」を選択します。
Target Deviceは外付けのキーボードを使ってない場合は「For all devices」と出るかと思います。
で、Add itemで入れ替えるキーを設定していきます。自分の場合は以下のように設定しました。
From key:入れ替えたいキー → To key:入れ替える先のキー
この設定を文字で表現すると
- caps_lockとleft_controlを入れ替える
- delete_or_backspaceとbackslash(\)を入れ替える
- escapeとgrave_accent_and_tilde(`)を入れ替える
- ちょっと無理やりですが、escキーを1キーの左に持ってきたかったのです。その代わり`キーが上にいっちゃったのが残念。。
- right_shiftをFnに設定する
- 右のシフトキーが使えなくなりますが、きっと大丈夫。
これで、キーボードの配列は設定できました。
Fnキーとの組み合わせを設定する
配列は設定できたので、後はFnキーとの組み合わせです。例えば"Fn+["で"↑"になったりですね。
これもまた、Karabiner-Elementsを使います。
まずは、設定ファイルが用意されているので、それをインポートしてあげます。
- こちらのページを開いて、「Happy Hacking Keyboard Compatible Mode (rev 2)」を見つけてください。Happyとかで検索すればすぐに見つかると思います。
- Importを押します。
- すると以下のようなポップアップが表示されると思うので、「Karabiner-Elementsを開く」をクリックします。
- すると以下のような画面が表示されると思うので、Importをクリックします。
- そのまま設定画面が表示されると思うので、Happy Hacking Keyboard Compatible Mode (rev 2)の右のEnable Allをクリックします。
- すると、以下のような画面になって、インポートされたことが確認できるとかと思います。
- 予備知識として、~/.config/karabiner/assets/complex_modifications/以下に1525257247.jsonというファイルができていると思いますが、こちらが先程インポートした設定ファイルになっています。 [code lang="bash"]$ cd ~/.config/karabiner/assets/complex_modifications/ $ ls 1525257247.json[/code]
設定完了!
以上で、設定が完了しました。
例えばMacbookのキーボードでいうところの、right_shift + [を押してみてください。↑キーと同じ動きになるはずです。
これで、HHKBキーボードからMacbookとかRealforceに戻ってきたときにタイピングミスが減るはずですね!やったね!