Pocket for Publishersを用いることで、自分のブログの各記事がどれだけpocketされているかが一覧でわかるものです。 そこで、はてなブログを利用しているこのブログで、Pocket for Publishersを使えるようにしてみます。 今回はその導入するまでの流れを紹介したいと思います。
Pocket for Publishersとは
Gigazineのこちらの記事でも紹介されているので一般的なサイトの導入はこちらが参考になるかと思います。
「あとで読む」「オフラインで読む」ことに特化した「Pocket」に保存された数がわかるPocketボタンをこっそりと記事末尾に配置しましたが、同時にブログ開設者やサイト運営者に役に立つ機能である「Pocket for Publishers」を実際に使ってみました。ボタンを押した回数ではなく、純粋にPocketに保存された回数をカウントして集計し、分析してくれるというものです。
ただ、はてなブログで導入しようとしたときに躓いてしまったので、そこを今回の記事で紹介したいと思います。
前提情報
このブログはwww.pnkts.netです。 後々、ここが重要になってくるので、頭の片隅に入れておいてください。
導入手順
Pocket for Publishers: Dashboardにアクセスします。
ここの登録手順はGigazineの記事にも書いてあるので詳しくは書きません。
ただ、Verify Your Siteでちょっと躓くかなと思います。
こちらのUpload a Fileから検証するのはGigazineの記事と同じです。ただ、ダウンロードしたhtmlをどこにアップするかがはてなブログの問題です。
しかも、この上のスクショを見ていただきたいのですが、URLが http://pnkts.net/pkt11eb2b21a3ac.html
となっています。最初に書いたように、このブログのドメインはwww.pnkts.netなので、はてなブログだけでは解決できなそうです。
サーバを建てよう
ということで、www.pnkts.netははてなブログ、pnkts.netは別のサーバにリクエストが届くようにします。(急にハードルが上がってしまいましたね。。すみません。。)
今回はGCPのcompute engineを立ち上げました。 何でもいいやって思って作成したらcentos 6でした。せっかくなら新しいバージョンにしておけばよかった。。 あとはhttpサーバとして動くようにします。
[root@pnkts-net ~]# yum install httpd Loaded plugins: fastestmirror, security Setting up Install Process Determining fastest mirrors epel/metalink | 15 kB 00:00 * base: us.mirror.nsec.pt * centos-sclo-rh: centos.mirror.ndchost.com * centos-sclo-sclo: mirrors.unifiedlayer.com * epel: d2lzkl7pfhq30w.cloudfront.net * extras: mirror.sfo12.us.leaseweb.net * updates: mirrors.codec-cluster.org base | 3.7 kB 00:00 base/primary_db | 4.7 MB 00:02 centos-sclo-rh | 3.0 kB 00:00 centos-sclo-rh/primary_db | 1.5 MB 00:03 centos-sclo-sclo | 2.9 kB 00:00 centos-sclo-sclo/primary_db | 166 kB 00:00 epel | 4.7 kB 00:00 epel/primary_db | 6.1 MB 00:00 ok Installed size: 3.7 M Is this ok [y/N]: y Downloading Packages: (1/6): apr-1.3.9-5.el6_9.1.x86_64.rpm | 124 kB 00:00 (2/6): apr-util-1.3.9-3.el6_0.1.x86_64.rpm | 87 kB 00:00 (3/6): apr-util-ldap-1.3.9-3.el6_0.1.x86_64.rpm | 15 kB 00:00 (4/6): httpd-2.2.15-69.el6.centos.x86_64.rpm | 836 kB 00:00 (5/6): httpd-tools-2.2.15-69.el6.centos.x86_64.rpm | 81 kB 00:00 (6/6): mailcap-2.1.31-2.el6.noarch.rpm | 27 kB 00:00 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Total 491 kB/s | 1.1 MB 00:02 Running rpm_check_debug Running Transaction Test Transaction Test Succeeded Running Transaction Installing : apr-1.3.9-5.el6_9.1.x86_64 1/6 Installing : apr-util-1.3.9-3.el6_0.1.x86_64 2/6 Installing : httpd-tools-2.2.15-69.el6.centos.x86_64 3/6 Installing : apr-util-ldap-1.3.9-3.el6_0.1.x86_64 4/6 Installing : mailcap-2.1.31-2.el6.noarch 5/6 Installing : httpd-2.2.15-69.el6.centos.x86_64 6/6 Verifying : httpd-tools-2.2.15-69.el6.centos.x86_64 1/6 Verifying : httpd-2.2.15-69.el6.centos.x86_64 2/6 Verifying : apr-util-ldap-1.3.9-3.el6_0.1.x86_64 3/6 Verifying : apr-1.3.9-5.el6_9.1.x86_64 4/6 Verifying : mailcap-2.1.31-2.el6.noarch 5/6 Verifying : apr-util-1.3.9-3.el6_0.1.x86_64 6/6 Installed: httpd.x86_64 0:2.2.15-69.el6.centos Dependency Installed: apr.x86_64 0:1.3.9-5.el6_9.1 apr-util.x86_64 0:1.3.9-3.el6_0.1 apr-util-ldap.x86_64 0:1.3.9-3.el6_0.1 httpd-tools.x86_64 0:2.2.15-69.el6.centos mailcap.noarch 0:2.1.31-2.el6 Complete!
このように、 yum install
でhttpdをインストールします。
[root@pnkts-net ~]# service httpd start Starting httpd: [ OK ]
そして、httpdを立ち上げます。
[root@pnkts-net ~]# vim /var/www/html/index.html
OK
という文字だけ入力して保存します。
そして、サーバにアクセスしてみましょう!パブリックIPにアクセスします。
ブラウザでアクセスすると、白い背景にOKという文字だけが書かれたページが表示されます。
あとは、先程pocket側でダウンロードした pkt11eb2b21a3ac.html
(自分の場合はこういうファイル名でした)をここのサーバにアップします。
[root@pnkts-net html]# pwd /var/www/html [root@pnkts-net html]# ll total 12 -rw-r--r--. 1 root root 3 May 12 15:49 index.html -rwxr-xr-x. 1 root root 69 May 12 16:33 _pkt11eb2b21a3ac.html -rw-r--r--. 1 root root 70 May 12 16:34 pkt11eb2b21a3ac.html
こんな感じですね。
DNSレコードを書き換える
www.pnkts.netの場合ははてなブログにリクエストがいくようにするのはそのままで、pnkts.netの場合はこのサーバのIPアドレスにいくように設定します。
こういう感じですね。
あとは、DNSの反映まで待機します。自分の場合は30分くらいかかりましたが、最大48時間くらいかかる可能性があるので焦らず待ちましょう。
Pocket for Publishers
設定が完了すれば、http://pnkts.net/pkt11eb2b21a3ac.htmlでダウンロードしたファイルにアクセスできるようになります。
そしたら、あとはPocket for PublishersのダッシュボードのVerify Siteを押すだけですね!
成功すればSuccess!!と一瞬表示され、ダッシュボードに遷移することができます。これで完了です!
メールが届いてダッシュボードが見れるようになる
しばらくするとメールが届きます。自分の場合は1時間後くらいに届きました。 そのメールのURLをクリックするととうとう各記事のPocketの情報が見れるようになります。
数が少ないですね><
さいごに
サーバを追加で建てる必要があるのがちょっとハードルが高いですが、これで無事にPocket for Publishersを導入できました! 最後にサーバを落とすのを忘れないようにしましょうね!