ずっと使っていたルンバがホームベースに戻らなくなってしまいました。ルンバのホームベースとは充電する所で、掃除が終わったらちゃんと充電器に戻ってくれるんです。
うちのルンバだと、平日の昼間に掃除する設定にしているのですが、夜に家に帰ってきたらまず迷子のルンバを探すところから始まります。 いつのまにか、そんなにも手のかかるルンバになってしまいました。と言っても、充電器に戻らないだけの掃除機になっただけなので、修理を出すのを後回しにしちゃってました。特にエラーとかではないので。ただ、最近引っ越して部屋の形状も変わり、バーチャルウォールを使い始めたのですが、それもまたすり抜けてしまうので、これはマズイということで今回修理を出しました。
「赤外線を発しているバーチャルウォールをすり抜ける」と「赤外線を発しているホームベースに戻らない」ということから、おそらくルンバ側の赤外線センサーの受光部分が故障したのかなと予想しました。
使っているルンバ
社会人2年目の2015年に購入したルンバ871というものです。なので、購入してから4年間も経っていることになりますね。 こちらがAmazonの注文履歴です。値段が51,800円しました。。
故障の内容・事象・症状
上にも書きましたが、故障の内容としては以下のようなものです。
- ルンバがホームベースに戻らない
- ルンバがバーチャルウォールを通り抜けてしまう
お問い合わせ
ということで、お問い合わせをしてみました。
ホームページからの問い合わせ
Googleで「ルンバ 問い合わせ」などと検索すれば良い感じのサイトが表示されるかと思います。 iRobotの公式サイトのサポートページの下の方にお問い合わせ専門フォームへのリンクがあります。
こちらからお問い合わせを行いました。
問い合わせ内容
問い合わせの内容に、上に書いたような症状はもちろん書きます。 また、自分の場合は、以下のような内容も書いておきました。
- バッテリーを変えても良くならなかった
- ただ、バッテリーを数日外した状態にして、つなげた直後は稀に戻るようにはなるが、すぐに戻らなくなる
1通目の返信:対処方法のお試し
前日(日曜日)の16時半くらいに問い合わせて、返信が来たのが9月16日(月曜日)の14時半くらい。しかも祝日だったが、1日以内に返信が返ってきました。
本文の最初に、
このたびは、ルンバがホームベースに戻らず、 また、バーチャルウォールを通り過ぎるとのことで、 ご不便をおかけしまして、誠に申し訳ございません。
と書いていただけたのが大変うれしく、大変申し訳なく感じた文章でした。
で、このメールに書いてあったことが大きく2つ。
- 対処方法を試してほしい
- ユーザー登録をしてほしい
対処方法を試してほしい
すでにお試しいただいているとのことでございますが、 念のため、以下の対処方法をお試しいただけますと幸いです。
と書いていただいてくださったように、対処方法を試してほしいとの内容でした。自分の場合は事前にネットで調べたときに試してはいたので、すぐに返信しちゃいましたが、内容としては以下です。
- ルンバとホームベースの接触部である金属部分を 乾いた布で拭いていただけますでしょうか。
- ルンバとホームベースの赤外線受光部を乾いた 布で拭いていただけますでしょうか。
- 前輪を外し、ゴミの絡まりなどを取り除いて いただけますでしょうか。
- ルンバ本体の裏面のバッテリーカバーのネジを 締めなおしていただけますでしょうか。
- ホームベースの金具部分がへこんだままに なっていないかご確認いただけますでしょうか。
- ホームベースの近くにバーチャルウォールを 設置されている場合、移動していただけますでしょうか。
また、注意書きで、以下のようなことも書いてありました。
- なお、ホームベースの正面2メートル、幅1.5メートルに 障害物がありますとルンバが戻りにくくなります。
- ホームベースの近くに、鏡や大きい窓、プラズマテレビが ございますと、赤外線が乱反射する可能性がございますので ご注意下さい。
2つ目の周囲の環境がちょっと心配でしたが、とりあえず修理に出したい気持ちでした。
また、ホームベースの不具合なのか、本体の不具合なのかの切り分けをするために、マニュアルドッキングという以下の作業もお願いされました。
- 本体とホームべースとが接触する金属部分を拭いていただきます。
- 本体とホームベースを50センチくらい間隔をあけ向かい合わせに 置いていただきます。
- ルンバ本体にあるDOCKボタンを押していただきます。
こちらがマニュアルドッキングの方法とのことでしたが、これもすでにやっていて、全然戻ってくれなかったのです。。
ユーザー登録をしてほしい
iRobotさんに修理やサポートをしていただくにあたり、ユーザー登録をする必要があり、メールで住所・連絡先の電話番号を伝える必要があります。
自分の場合は念の為ユーザ登録してから登録したID(メールアドレス)を送り、一緒に住所や電話番号を送りました。
また、ユーザー登録をするときに、同時に製品情報の登録もする必要があるはずで、オーナーズサイトから登録しました。
登録すると、このように表示されるようになります。ルンバを買ってから1449日も経っているんですねってことを知ることができました。
修理代の確認
メールを返信するときに、どのタイミングで修理代を知ることができるのかが心配になったので、修理にかかる金額をこのメールの返信で聞いておきました。
2通目の返信:修理の内容と依頼
メールの返信から約4時間後に、アイロボットサービスセンターから返信が返ってきました。 メールを送ったのが、9月16日の15時半で返ってきたのが19時15分頃と素早い対応にびっくりです。
メールの内容が丁寧
きっと当たり前なことだとは思うのですが、実際にメールをいただくと気持ちよくなりますね。
お客様にてご愛用いただいております、ルンバ871におきまして、 ご案内いたしました対処方法をお試しいただいたものの改善なかったとの事。 大変申し訳ございませんでした。
毎回謝らないで!って思っちゃいますよね。
5年間の長期保証の確認
メールには、5年間などの長期保証に加入しているか?という確認の内容がありました。ただ、その保証については購入店舗独自の保証になるため、このメールでの修理の希望では適用されません。というきっと非公式の保証には注意しろっていう内容なんじゃないかなと思います。
メンテナンスパック
メンテナンス費用でお勧めされたのが、定額 \22,000(税抜)、\24,300円(8%税込)の「メンテナンスパック(バッテリー交換なし)」だそうです。このメンテナンスの内容は以下になるようです。
- 本体および同梱された付属品の点検および故障個所を修理・交換いたします。
- 本体内部の分解清掃をいたします。
- ソフトウェアのアップデート
- 3本枝のエッジクリーニングブラシを交換いたします。
- 本体裏の真ん中に差し込まれております2本のブラシを交換いたします。
- ダスト容器内にございますフィルターを交換いたします。
このパックで問題ないかなと思ってこれにしようかなと思ったのですが、念の為、お勧めされたパック以外のも聞いてみようと、メールの返信に追記しておきました。
佐川急便による回収の日時
このメールの返信で佐川急便さんがルンバの回収の受付ができます。
9月18日(水)16時までにご返信いただけますと、 9月22日(日)以降の午前(9:00-12:00)、 午後(12:00-18:00)または夜間(18:00-21:00) の便にて引取り手配が可能でございます。
と書いてあったので、速攻で返信して、9月22日(日)の午前中に来てもらうことにしました。 また、修理代は返却時に佐川急便が着払いで来てくれるのですが、そのときは以下の支払い方法が可能とのことです。
- 代引きにて、現金でお支払い
- クレジットカードの提示
また、ルンバの引取が9月25日以降になると消費税が10%になるとのことですが、この記事を読んでいただいている方にはもう関係ないような内容ですね。
買い替えプラン
使っているルンバから、別の新しいルンバに交換することで、新しいルンバを値引きする買い替えプランがあるらしいです。古いルンバの下取りということですね。 ただ、このプランは、iRobotのフリーダイヤルでのみ案内しているらしく、このメールでは受け付けていないようです。 上位のモデルにも買い換えることができるので、これを使って新しいルンバに買い換えるもの良さそうですね!
また、このメールの返信で買い替えプランの詳細・下取り料金とかを確認してみたのですが、電話でのみ案内していただけないとのことでした。
3通目の返信:集荷の連絡と梱包方法
メールの返信を9月17日(火)の13時半くらいにしたのですが、3通目が届いたのが、17日の17時前くらいと爆速返信ですね。素晴らしいです。
集荷の案内
佐川急便は前のメールで指定した9月22日(日)の午前(9:00-12:00)で受け付けていただけました。 希望通りでよかったです。
発送の準備
梱包するものをメールに書いてありました。
- ルンバ本体
- ホームベース
- ACコード
- バッテリー
こちらを必ず梱包してねって書いてありました。ただ、気になったのが、バーチャルウォールは不要なのか?ということ。どこかのサイトに書いてあった記事には、バーチャルウォールを梱包して送っていたらしいですが、このメールには書いてありませんでしたので、梱包しませんでした。
また、ルンバのバッテリーは運送上危険防止のために、本体と絶縁するようにと書いてありました。絶縁方法は以下になります。
- ルンバ本体を裏返します
- 裏側にあります、バッテリーカバーのネジ(2本)を緩め カバーを外します (ネジはカバーから外れない仕様となっております)
- バッテリーを取り出します
- バッテリー裏側にあります金属端子部分にセロハンテープを貼ります
- 本体にバッテリーを戻します (メロディ音が鳴らなければ絶縁が成功しております)
- メロディ音が鳴らないことを確認し、バッテリーカバーを取り付けます
また、梱包の箱は用意してくれないので、自分たちでどうにかしないといけません。メールにはこう書いてありました。
出来かねておりますので、ルンバが入る箱であれば結構でございます。 (スーパーなどで無償で提供している段ボールで構いません) 新聞紙など丸めていただき、緩衝材として下さい。
なので、ちょうど直前に届いたAmazonのダンボールがルンバサイズだったので、そこに入れて引っ越しのときに引越し業者にもらったお皿などの緩衝材を隙間に入れておきました。
佐川急便の回収
ということで、ダンボールに詰め込んで、9月22日の12時ちょい過ぎくらいにルンバを回収してくれました。さよならルンバ。発送されてからちょっと寂しい生活が始まります。 ちなみに、回収自体は箱を佐川急便に渡して終わりなので、一瞬で終わります。
失ってから気づく大切さ
佐川急便がルンバを連れ去ってから、ルンバがいない生活が始まりました。 ルンバがいたので今まで手抜きで掃除機をたまにしかかけてなかったのですが、ルンバがいないとホコリの溜まり具合がびっくりするくらいにわかって驚きました。 ほんと、ルンバのおかげできれいな生活をしていて気づかなかったのですが、1日ですぐにホコリとか髪の毛とかが床にたくさん落ちててそれが気になって辛いです。。早くルンバが帰ってきてって毎日思いましたよ。 大切な存在はいなくなってから気づくもんですね。
修理待ちから受け取りまで
佐川さんが回収した日を修理1日目としましょう。
修理10日目:動作確認の電話
修理10日目の10月1日のお昼時間帯にアイロボットから電話がかかってきました。内容はこんな感じでした。
- ルンバは正常に動きました
- バーチャルウォールを発送忘れてるよ
ルンバは正常
どうやらルンバは正常に動いているとのことで、もしそれでもバーチャルウォールをすり抜けたりホームベースに戻らないのであれば、そっちに問題があるかもとのこと。なので、念の為ホームベースは新しいのに交換してくれるとのことでした。 ちなみに、バーチャルウォールはアイロボットの試験用のを使ってみたら正常に動いたとのことなので、本体は問題なさそうらしいです。 このルンバさん、ホームベースもバーチャルウォールも正常に動くということで、謎ですね。
バーチャルウォールの忘れ
バーチャルウォールも一緒に発送してほしかったみたい。でも、メールに書いてあるものだけを発送したので、自分としては問題ないはずだった。しっかりエビデンスも残ってます。でも、まぁバーチャルウォールも必要とのことで、こちらも改めて佐川急便の回収をしてくれるとのことでした。 最短で10月4日(金)の回収とのことだったので、10月6日(日)の同じく午前便でお願いしておきました。
修理15日目:バーチャルウォールの回収
再び家に佐川急便がバーチャルウォールを取りに来てくれました。ルンバ本体同様、箱を渡してすぐ終わり。あっという間です。箱は直前に購入したラム肉が入っていたダンボールに入れてあげました。
修理18日目:動作確認の電話
10月9日(水)に再び電話がかかってきました。今度はバーチャルウォール込の検証結果の連絡です。
- バーチャルウォールをすり抜けてしまう事象を確認したのでバーチャルウォールの取り替え
- ルンバを発送いたします
バーチャルウォールの交換
バーチャルウォールをすり抜ける事象を確認して、別のバーチャルウォールではすり抜けないのを確認できたので、バーチャルウォールには問題があったようです。なので、新しいバーチャルウォールに取り替えてくれました。
ルンバの発送
ルンバを発送したので週末くらいに届くとの連絡も一緒にありました。 休日が来るのが楽しみになりますね。
修理23日目:ルンバが帰ってきた
とうとう今日ルンバが帰ってきました!おかえりルンバ!
ちなみに、こちらが佐川急便のお荷物問い合わせサービスなのですが、ちょうど台風19号とぶつかってしまって、到着が2日くらい遅くなってしまいました。 あの台風当日はヤマトも佐川もお休みだったので仕方ないですね。 ただ、午前中に佐川さんが来たのですが、クレジットカード払いの機械がないらしく、また来ますねって言われて去っていったのは驚きました。謎ですね。なので、上の画像では不在扱いになっていますが、不在ではなく機械を取りに行ったってことね。でも、最終的にしっかり家に到着しました! 着払いで24,300円、税率8%で増税前の値段でクレジットカードで支払うことができました。よかった。
開封の儀
ということで、開封の儀をやりましょう。 シンプルなダンボールに入ってきます。 中にはしっかりルンバ本体とか付属品以外に書類・報告書在中と書かれた封筒も入っています。 とりあえずバッテリーを入れて充電をしておきましょう。
書類・報告書
さて、封筒に入っている書類を見ていきましょう。
作業完了報告書
まずは、作業完了報告書です。 標準交換品として、エクストラクター、エッジクリーニングブラシなどを交換してくれました。 推定による見込み交換として、一体型ホームベースを交換してくれました。 前輪・軸部発錆とのことで、前輪を交換してくれました。 バーチャルウォールの不具合ということで、オートバーチャルウォールを交換してくれました。
見込み交換
ホームベースの見込み交換について、書類が入っていました。
バッテリーの指摘
電話でもバッテリーは公式のを使ってねって言われました。すみません。 それの文章も入っていました。 こんなにも丁寧に報告してくれるんですね。
仕様変更について
ホームベースの交換にあたり、変更された仕様についての案内もありました。 新しいホームベースはLEDの光り方が違うよって案内です。 充電中はLEDが消灯しますって案内。これは前からだったようなと思うけど違うのかな。
お手入れについて
お手入れの状態を評価した紙も入っていました。 すみません、もっと大事にしますね。
まとめ
- ルンバがホームベースに戻らなかったり、バーチャルウォールをすり抜ける現象が発生
- 修理・メンテナンスに出した
- いろいろあって1ヶ月弱かかった戻ってきた
- 症状もよくなり、いろんな部品を交換してくれた
- 料金は24,300円を代引きで佐川急便に支払った
- アイロボットのサポートさんはめちゃくちゃ丁寧で迅速
さいごに
ということで、メンテナンスから帰ってきたルンバを実際に動かしてみました! すると、しっかりとホームベースに帰るのも確認し、バーチャルウォールをすり抜けないのも確認でき、大満足でございます! また、新しくなったホームベースはより滑りにくくなっている気がしています。ちなみに、ホームベースの置き場所については前と変わらない場所においているので、利用状況は変わりません。なので、ルンバ本体に問題があるとは思ったのですが、そこが違かったのがちょっと謎でモヤモヤしていますが、しばらく様子をみてみましょう。 この記事を書いている間も帰ってきたルンバは家の中を一通りきれいにしてくれましたよ!めでたしめでたし!